2022.04.20
からだに関するたんぱく質って何種類?
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この記事を書いた人
CFS管理栄養士
小林 菜那
こんにちは!
管理栄養士の小林です。
前回は糖質の話をしたのですが、今回は『 たんぱく質 』のお話をしたいと思います。
たんぱく質は、①エネルギー源となる、②体の組織をつくる、③体の機能調節・恒常性維持
という3つの働きすべてに役立つマルチプレイヤーです。
それでは実際私たちのからだの中にたんぱく質は何種類存在するのでしょうか??
答えはなんと、、、《 10万種類以上 》も存在します!
驚きですよね。
筋肉、内臓、皮膚など体の組織を形づくる際にたんぱく質は不可欠です。
また、体内で働く酵素やホルモン、抗体などもたんぱく質の仲間です。
まさにたんぱく質は私たちの命をつなぐ栄養といえます。
そんなたんぱく質ですが、実は新陳代謝が盛んであり
私たちの体の中で絶え間なく分解・合成され、新しく生まれ変わっているのです。
例えば、消化管壁の細胞はたったの24時間でたんぱく質の半分が入れ替わります。
しかしこの代謝サイクルのなかで、たんぱく質は全量がリサイクルされるわけではありません。
一部はエネルギーとして使われるうえ排出される分もあるため、少しずつ失われてしまいます。
さらにたんぱく質は、糖質や脂質のように体内にためておく事がほとんどできません!
つまり、たんぱく質は1日3食の毎食摂取が肝心!という事です。
では、実際にどのくらい摂取すべきなのでしょうか?
目安は1食あたり20~30gです。(×朝昼夕の3食)
と言われてもピンとこないかもしれません。
たんぱく質を多く含む食材として『 肉 ・ 魚 ・ 卵 ・ 大豆 ・ 小麦 』がよくあげられますが、
それぞれたんぱく質の割合が違います。
ざっくり考えて、肉魚なら1食に100gくらい摂ると良い。という事になります。
食品中のたんぱく質は 肉魚卵が【動物性たんぱく】
大豆小麦が【植物性たんぱく】と分けられます。
これらたんぱく質にはそれぞれ違った働きがある為、どちらかに偏ることなく
だいたい 1:1 で摂ることが望ましいと言われています。
たんぱく質をしっかりと摂る事はわたしたちの体にとって、とても重要な事です!
少したんぱく質を意識した食生活に取り組んでみませんか?
それでは今回はこのへんで。
また次回お会いしましょう!