2021.03.14
想いを繋ぐ
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この記事を書いた人
DaTe Cafe O’rderスタッフ
鈴木 香菜
DaTe Cafe Orderの後藤香菜です。
今日は、今年の3月11日でちょうど10年になった東日本大震災のことを書こうと思います。
苦手な方はご遠慮ください。
当時私は宮城県三陸地方南部に位置する女川町に住んでいました。
卒業式の準備をしていると今まで経験したことのない地震に襲われ
中学生だった私はパニックになりながら
津波がくるかもしれないと先生の誘導で必死に高台に逃げました。
揺れがおさまりホっと落ち着いたのも束の間で、恐れていた津波がやってきて
一瞬にして町のすべてをのみこんでいきました。
ライフラインが止まり、食料もすべて流され、3日ほど飲まず食わずの状態が続いてました。
そんなとき、ボランティアの方が食材を搔き集めてつくったくれた秋刀魚のつみれ汁が
3月の寒さと、恐怖で震える体によく沁みわたり涙が止まりませんでした。
たくさんの助けがあったおかげで、あの大災害から進むことができました。
本当にありがとうございました。
衣食住、人の生活に欠かすことのできないものがすべてなくなったとき
当たり前の生活がどんなに幸せであったかを知りました
そんな経験から幸せを提供する人になりたい、そう思い今の職場で働いています。
当店は宮城県の食材にこだわった、おにぎり、茶漬け、丼、芋煮などを提供しています。
その中でも、今月から販売してるおすすめ季節商品をいくつかご紹介します。
・たっぷり蒸し鶏の参鶏湯茶漬け
あっさり仕上げたスープで食べた後に、仙台辛味噌を足してパンチのある参鶏湯に変身させれば2度楽しめる季節限定のお茶漬けです。
・しらすと梅のりの丼
旬のしらすは甘みが強く噛むたびおいしい。シンプルに素材を楽しむ丼に仕上げました。
震災とは別の災害で今も苦しい状況になっていますが
来ていただいたお客様がホッと一息つけるようなお店つくりをしていますので
近くに来られた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
